函南町史(下)第七章、教育及び宗教に妙高寺の記述があります
八ツ溝用水時鐘とは「八つ溝用水争論」の結果なのでしょうか・・

妙 高 寺

 山 号  大圓山
 所在地  函南町大土肥二二七
 宗 派  日蓮宗
 本 尊  十界蔓茶羅 一塔両尊四士 合掌印
 創 建  文安元年(一四四二)二月
 開 山  大乗院日典上人
 開 基  小畠越前守高勝 武田の家臣で大豆戸の城主であったが、
       日典を招請して当山の基を開き、母堂の法名を取って寺号とし、その菩薩を弔う

 沿 革 
 徳川中期、寺風盛んとなり諸堂完備、その間に一乗院の宮御内秋山貢が帰依、壇徒となってから宮の祈願所となって栄えた。
 現本堂は元禄年間に建立され、続いて山間、鐘楼、籠堂、庫裡等が完成している。ただし、梵鐘、大黒天堂は近年の新築である。
 開山は鷲津の本山妙立寺に栄進、第六世上人は慶音寺を開山、三派合同以前は顕法華宗であった。
 旧梵鐘は八ツ溝用水時鐘として貴重な役割を果たしていた。